学童サービスを利用することのメリットとは何か

学童の必要性、現代こそこうした場所が必要

現代はご両親ともに働いているというご家庭が多くなっています。昔はお母さんが仕事を持っていても、パート、アルバイトということが多く、一日中家にいないということはあまりありませんでした。現代は教育にもお金がかかり、部活などにも次第にお金がかかっていくので、働かなければならない状況という方がほとんどです。また生活に余裕があるご家庭でも、一生仕事を持つという女性が多くなり、会社でも責任ある状態で、お子さんのことも気になるけれどなかなか家庭中心の働き方にすることができないという方が多くなりました。
昔も共働きというご家庭があり、その時には現代のように学校が終わってから小学校の児童を預かってくれる学童等のサービスもなかったので、よくかぎっ子などと呼ばれましたが、鍵を持って一人で家に帰り、留守番をしているというお子さんもいました。ただ現代のように多くのご家庭が共働きということもなかったので、こうしたサービスが必要なかったのでしょう。それに以前は近所づきあいなども盛んで、隣近所のおばさんたちが一人で帰宅すると、うちにおいでと一緒にいてくれたり、お母さんとお父さんの帰宅が遅い時には夕飯までごちそうになって待っているということもありました。隣近所などが常に協力し合って子育て、教育をしていたという図式があったのです。
しかし今はこうしたこともなくなり、隣近所に誰が暮らしているかわからないというくらいに付き合いがないご家庭もあります。遅くまで一人で帰宅する両親を待っているという状況にあるお子さんもいて、こうしたお子さんを預けるサービスとして学童保育というものが登場しました。現代は各地域にこうした学童があり、ご両親も安心して仕事ができています。お子さん方が集まっているというばかりではなく、施設によっては非常に暖かで、お子さんの心を育てるような質の高いサービスを行っているところがあります。

上と下の付き合い方を自然に学べるというメリット

学童の様子を見たことがある保護者の方々は理解されているでしょうが、ご両親も知らないご近所のお友達がたくさん来ています。地域によって、またサービスを行っている施設によってその学年にも違いがありますが、例えば小学校1年生から4年生まで預かってくれる場合、4年生のリーダーの子たちがいて、兄弟姉妹のように、宿題を教えてくれたり、小さい子の面倒を見てくれています。
現代は核家族化が進み、おじいちゃんやおばあちゃんと接する機会も少なくなっていますが、兄弟姉妹がいないという一人っ子のお子さんも多くなっているので、兄弟にまみれて過ごすということもありません。上の年代のお友達との付き合い方、下の子たちをどう面倒をみればいいのか、わからないという子も少なくないのです。
しかし学童に行けば、多年代のお子さんたちがいて、宿題をした時におやつを頂くなどして楽しく過ごしています。中学に行くと先輩後輩の立場もしっかり出てきますが、実は小学校時代から兄弟姉妹がいるお子さんは、兄弟姉妹のお友達が家に遊びに来ることもあるので、上との付き合い方、下との付き合い方を自然と学んでいるのです。現代にはあまりない体験ができることは子供たちにとってとても大きなことです。その上と下の付き合い方、あるべき姿を実体験できる場所が学童で、このサービスの大きなメリットではないでしょうか。
学童によっては様々な質の高いサービスを展開しているところもあるので、お子さんに合ったところを探してみれば、教育という面でも非常に質の高い経験ができるようになります。

ただ集まる場所ではなく付加価値のある教育がある場所

通常、学童は地域の施設として運営されているのですが、最近は学校の後でお子さんたちが集まって一緒に勉強したり、一緒に遊ぶ場所というだけではなく、そこに通うことで、塾ではありませんが、学校から帰宅して保護者が帰宅するまでの時間に有意義な教育指導を行ってくれるというところも出てきています。
例えば知名度の高い受験がある小学校に多数の合格実績を持っている教育施設が学童というサービスを行っていることもあります。この場合、お受験に必要な教育をこの学校から自宅に帰宅するまでの間、受けることができます。
保育時間にこうした教育を受けることができるプログラムがあり、ただお子さんが遊ぶ、宿題を行う、多学年のお子さんたちとのコミュニケーションをとるということ以外に付加価値を付けたサービスです。特別な学校の勉強をするということはありませんが、見たり、聞いたり、話したり、また理解する力を伸ばす教育です。
ただつめこみ勉強をするということではなく、質問をしてその答えを自分で導き出せる力を引き出す、創造力への教育や多学年のお友達が一緒の空間で過ごすという特別な時間だからできる、体験的な教育を行い、経験を糧に自分に力をつけていく教育などを行っている施設もあるのです。お子さんにとって将来的にためになるメリットの高い時間になると思います。
預かってくれるだけでもありがたい、でも、そこで何かお子さんのためになることを積極的に、小学校年代に行ってくれるということが魅力的です。こうしたサービスはすべての施設で行われているわけではありませんが、近くにこうしたサービスがあるようなら、お子さんののびのびとした成長をサポートするためにも、利用されてみてはいかがでしょうか。